「自立と孤独の心理学」 加藤諦三より

自分が小さい頃、どのような時にほめられたか、

またどのようにほめられたか、それらを反省することである。

つまり自分の認められ方がどのようなものであったかということである。

否定的メッセージによっても、自分のイメージをつくるが、また承認のされ方によっても自分のイメージをつくる。

小さい頃、自分はどのように肯定され、またどのように否定されたか。

それによって自分は自分をどのように感じ、どのように解釈してしまったのかということである。

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大切なことは、自分がそのような否定的メッセージを受けたことをはっきりと自覚することである。

それによってすでに書いてしまっている自分の人生の台本をはっきりと認識できる。

そのうえで新しい台本を辛抱強く書き直す作業をすることである。

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自分の人生の台本がいかに無意味であるかを知る第三歩めというのは、もし自分が否定的メッセージではなく、肯定的メッセージを与えられたらどうなるかということを考えるので十分であろう。

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自己否定的イメージというのは、何の根拠もないものなのである。

自分に欠点があっても、自分を好きになってくれる人はいる。

そういう人に出会っても、その好意を信じられないというのは、過去の否定的イメージに支配されているからである。

自分の弱点を過大に考えているのは、自分であって相手ではない。

自分の弱点は、相手が自分を好きになることには、何の障害にもなっていない。

障害になると感じているのは、他ならぬ自分の心のなかの問題である。

実際のあるがままの自分を蔑視しているのは自分であって相手ではない。

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自分自身に自信を持たない限り、どんな名声も富も悩みから人を解放することはない。

そして自信を持つためには、自分を受け入れる以外にはない。

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