「自分の居場所をつくる心理学」 加藤諦三より

そこまで自分の感情を見つめる必要はないのではないかと考える人もいるかもしれない。

しかし自分の心の葛藤を無くさなければ、人はいつになっても積極的に生きたり、活動的になったり、楽しく生活したりということはできないのではないだろうか。

そこまで自分の心の底を見つめるのは、何をするのも億劫になったり、何をしても感動しなくなったり、誰といても不愉快なのに一人では寂しくて生きていられないという人生にならないようにするためである。

あらゆる葛藤の可能性を考えることは、せっかく生まれてきたのだから人生をできるかぎり意味あるものにしたいからである。

そして心に葛藤を持って生きることが、どれくらいつらいかということを私は知っているからである。

できれば朝はさわやかに目を覚まし、夜はぐっすりと眠りたい。

心に深刻な葛藤があれば、夜は寝付けず、朝は苦汁に満ちている。

そのようなことがないように、自分の無意識の領域をこれでもかこれでもかと反省することは、決して悪いことではない。

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傷付いてただ頑張るのではなく、自分の中にまだ一人前になれない部分が残っている、そのように自分を自覚することが大切ではなかろうか。

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自分の利己的利益にかなわないからといって、あなたを邪魔者扱いする人ばかりではない。

中心的役割を演じないあなたを歓迎している所はある。

今までと違った生き方を始めてみれば、そのような人がたくさんいることに気が付くのではなかろうか。

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傷付くことから自分を守るためには、人々から引きこもることだということを学んだのであろう。

そしてなるべく感じないこと、感じなければ傷つくこともない、そのような生き方を学習してしまったのである。

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